子宮腺筋症

子宮腺筋症という名前は余り聞き慣れない方が多いと思います。

この病名を告げると「子宮筋腫??」と言う方がほとんどです。これは子宮筋腫と違って子宮内膜症の一種なのです。

しかも妊娠にとってはなかなか手強い相手です。 子宮内膜症は子宮内膜様の組織が内膜以外の部分にできる病気で、卵巣、卵管、腹膜上、腸の中などとんでもないところに発生します。

子宮内膜様組織が子宮の内膜ではなくて子宮の筋肉の間にできたものを子宮腺筋症と言って卵巣など外部の臓器にできる外性子宮内膜症と区別して内性子宮内膜症と呼びます。

子宮筋腫は腫瘍ですので一つの塊を作っており正常な部分との境界がはっきりしていますが子宮腺筋症ではこの点が余り明瞭ではありません。

診断は、超音波検査。MRI検査などで行います。超音波では子宮が腫れぼったく筋肉の中に多数の静脈腔を認めることもあります。

治療は主に薬物療法しか有りません。手術もできますが悪い部分を削り取るような方法しかないので余り有効だとはいえません。