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不妊治療に有効な前向き思考とは
「前向き思考」という言葉がよく使用されますがそれは、どのようなことでしょうか? 例えば、「ハンバーガー平日半額!」という広告をみたとき、「平日半額だ、ラッキー!」と思うか、「なんだ、休日は倍額かぁ〜」と思うか、同じ出来事でも、見方次第で、違って見えてくるということです。 「前向きに考えること」とは、物事をプラスに意味づけることを言います。 けれども、「明るく考えなければならない」「前向きに考えなければならない」というように「ねばならない」症候群に陥っている場合はどうでしょう。 そのような状態は、前向きに考えているのではなく、前向き思考の毛皮をまとった「ねばならない」症候群とでもいえる状態です。 「ねばならない」症候群とは、例えば、治療を長く続ける過程で起こってくる「もう、がんばれない。疲れた。」という気持ちの一方で、「がんばらねばならない」と、呪文のようにとなえて、鞭打っている状態や、友達の妊娠を素直に喜べないのだけれど、「喜ばなくてはならない。」と自分を責めてしまうといった状態です。 「ねばならない」という考えは、本当の自分の気持ちを抑えつけることによって、あなたを苦しめます。 「がんばらねば」とか「喜ばねば」とか、それは、一つの価値にすぎないのですが、その価値だけにとらわれると、その価値にあてはまらない多様な気持ちに向き合うのが恐くなってくることもあります。 けれども、どうでしょうか、人間、がんばり続けられなくて当たり前ではないでしょうか?友達よりも自分の方が努力しているのだとしたら、それは、羨ましく思ったり、憎くさえ思ったりするのも当たり前なのではないでしょうか? そのような気持ちがあることは、とても人間らしいのです。 前向き思考とは、前向きな価値ではなく、あなた自身の今の状態を認めて、今のあなたをいたわってあげることから始まります。 暗い気持ちが湧いてきたら、その気持ちが、悪いのではなく、あなたに何かを伝えようとしているサインなのです。音楽でもそうですが、楽しくない時に、明るい曲を聴くよりも、今の自分の状態にぴったりくる曲を聴いた方が、本当の意味で気持ちが癒されます。 同様に、前向きな気持ちを持つためには、今の自分の状態や多様な気持ちに耳をかしてあげることです。そうすることで、自然とまた前向きな気持ちになっていくのです。
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